パレ英語村に2ヶ月単独留学した安田さんの体験レポート
パレ英語村に1月末から2ヶ月間留学した安田胡桃さんより英語村に滞在しながら学習した
体験レポートが届きましたので、公開させていただきます。
胡桃さんは拓殖大学でインドネシア語を学習しており、今回は英語とインドネシア語の両方を学習することを目的として渡航されました。
高校3年生時に1週間のスタディーツアーでジョグジャカルタに訪れた際にできた友人に再会するために、ジョグジャカルタまで一人で電車へ向かうなど、
行動的に過ごされた胡桃さんは、語学だけではなく自身で考える「思考力」も身につける事ができました。
特にジョグジャカルタまでの移動は、英語村の最寄であるクディリ駅からジョグジャカルタ駅まで電車で向かいましたが、何時発の電車に乗ればいいか尋ねるなど、学んだ語学力をアウトプットする場にもなったはずです。
日本と異なる生活環境、ルールの中で過ごした胡桃さんは異なる宗教の理解や国際的な感覚も身につける事ができ、充実した2ヶ月間となったようです。
以下、本人レポートとなります。
↓
2ヶ月パレ英語単独留学まとめレポート 安田 胡桃
私は、1月26日~3月24日までの約2か月間パレ英語村に単独留学してきました。
2か月間を通して感じたことや自分に起きた変化、得たことについて書いていきます。
私は月曜日~金曜日まで2か月間、語学学校で英語の授業を受けました。1月28日(月)の入学式の日にクラス分けテストを受けました。その結果、11クラスある中で一番上のクラスになりました。嬉しい反面、内容のレベルの高さに不安を感じました。
次の日から授業が始まりました。授業内容は会話クラスが2つ、発音と文法でした。授業を受けてみて最初の方はついていくことが難しいと感じました。特に文法のクラスは先生の説明が、速いインドネシア語を使うので時々折れそうにもなりました。しかし、「まずい」と思った時には必ず周りの友だちが助けてくれました。きっと私の顔に出ていたのでしょう(笑) ゆっくりとより簡単なインドネシア語または英語を使って説明し直してくれました。そんな彼らの行動に毎日救われました。躊躇なくいつも「わかった?」と聞いてくれました。
授業の内容としては、日本と大きく異なることが分かりました。例えば、会話の授業では「3分クッキングを自分なりに作ってみんなの前で発表する」、「自分の夢を一人ずつスピーチする」というような人前に出て英語を話す機会が多くありました。
グループワークでは、ペアの友だちから聞いた短い物語を瞬時に記憶して自分の言葉で別の友だちに話すというようなことも行いました。私にとってかなりレベルが高く、こなすことが難しかったです。落ち込んでしまうことも多くありましたが周りの友だちは苦戦しながらもできているので負けてられないなと思う毎日でした。
文法の授業だと先生がその日の勉強することを白板に書き写す間に洋楽を流してくれることがありました。このことで、無意識に洋楽を聴く機会が増えました。また、発音の授業では日本の授業でやらないような発音の細かい学習をしました。これもまた、毎回一人ずつみんなの前で発表するので恥をかかないようにたくさん練習します。
このような授業の積み重ねで英語を使って発表することに緊張しなくなりました。
また、1ヶ月が経過する頃には授業にもついていけるようになりました。完壁に聞き取ることができるわけではないですが、最初に比べたら随分と英語もインドネシア語もできるようになりました。
そんな中、1か月が経過しました。ここで生徒の半分以上が語学学校を修了します。
1ヶ月プランの人が多いためです。このタイミングで、私はマレーシアに行く用事があったので一度、インドネシアを出国しました。
2日間だけマレーシアに滞在しすぐにパレに戻りましたが、渡航期間にクラス分けテストが行われたため、出席できませんでした。そこで先生に尋ねたら、クラスを選んでいいと言われました。正直、一番上のクラスでの授業は難しく感じていたので下げてもらうことにしました。ひとつクラスを下げてもらい、2ヶ月目がスタートしました。
授業の種類は1ヶ月目と変わりませんがクラスメートと担当の先生が変わります。1ヶ月目に比べて人数は少し少なく、14人のメンバーで一緒に授業を受けました。
内容はより難しくなりました。会話の授業では自然現象についてグループで模造紙を製作し発表することや、ディスカッションをしました。
(「地震」をテーマにした発表用ボード。昨年、スラフェシ島やロンボク島で大規模な地震が発生した。そのメカニズムや影響について英語で説明されている。)
発音の授業では、洋楽を聴いて歌詞を書く授業の他に英語の歌を練習しテストで1人ずつ歌うこともありました。最後の会話のテストでは会社に入ることを想定した面接を行いました。
先生が面接官となり、履歴書を作り1人ずつ部屋に入り英語の質問に答えていくというものでした。このようなことは日本の授業ではまずないので驚きました。
また、しっかりと準備しないと成功できないので自分のためになる仕組みだと思いました。
2ヶ月目もクラスメートに助けられる毎日でした。それだけでなく、たくさん私と話してくれました。朝早く、眠くてもみんなに会えるから頑張ることができました。授業の間は真剣に取り組み英語を勉強し、休み時間はおしゃべりして、お昼ご飯を一緒に食べる、そんな毎日がまた日本とは雰囲気が異なり大好きでした。最後の金曜日、1月25日開始メンバーがクラス関係なく集まり送別会を行いました。
涙を浮かべる友だちもいました。このメンバーが全員で揃うことはおそらくないでしょう。しかし、あの瞬間、毎日は一生忘れません。ありがちな言葉ですがかけがえのない友達に出逢うことができました。
語学学校以外のことでは日本語学校の存在が大きかったです。私の通う学校の近くに日本語学校があります。そこに通う生徒さんたちと関わる機会が多く、充実していました。一緒にご飯を食べに行き、日曜日はカーフリーデイに遊びに行きました。その他に日本文化を伝えるイベント、日本語講座を開くこともさせてもらいました。たくさん友だちができてたくさんの経験もできました。
また、生活面では最後まで病院にかかることがなかったです。
朝早い分夜10時には就寝するよう心がけていました。
また、洗濯を自分で行うので毎日腕が痛くなりました。ここに来て一人暮らしだったので親の有難みを感じると共に早く自立しなければならないと思いました。
この2か月間、たくさんの気づきがありました。
留学前に掲げた目標に「日本語学校の生徒さんと仲良くなりたい」というものがありました。達成できました。仲良くなった上に彼らの地元であるジョグジャカルタに訪問することまでしています。
確実にこの2か月間で自分の中に変化が起きました。留学前までは1人で飛行機に乗り外国に行くことすらも恐れていたのに今では何とも思いません。インドネシア国内の電車で5時間という距離を1人で移動するなんてことも考えつかなかったです。しかし、この2か月間で挑戦したいと思ったことを実践する力が身に付きました。
ある程度心配し、恐れることは重要だと思います。しかし、何事もやってみないとわかりません。これからもジャンル問わず様々なことに挑戦して自分自身で道や居場所を切り拓いていこうと思います。
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体験レポートが届きましたので、公開させていただきます。
胡桃さんは拓殖大学でインドネシア語を学習しており、今回は英語とインドネシア語の両方を学習することを目的として渡航されました。
高校3年生時に1週間のスタディーツアーでジョグジャカルタに訪れた際にできた友人に再会するために、ジョグジャカルタまで一人で電車へ向かうなど、
行動的に過ごされた胡桃さんは、語学だけではなく自身で考える「思考力」も身につける事ができました。
特にジョグジャカルタまでの移動は、英語村の最寄であるクディリ駅からジョグジャカルタ駅まで電車で向かいましたが、何時発の電車に乗ればいいか尋ねるなど、学んだ語学力をアウトプットする場にもなったはずです。
日本と異なる生活環境、ルールの中で過ごした胡桃さんは異なる宗教の理解や国際的な感覚も身につける事ができ、充実した2ヶ月間となったようです。
以下、本人レポートとなります。
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2ヶ月パレ英語単独留学まとめレポート 安田 胡桃
私は、1月26日~3月24日までの約2か月間パレ英語村に単独留学してきました。
2か月間を通して感じたことや自分に起きた変化、得たことについて書いていきます。
私は月曜日~金曜日まで2か月間、語学学校で英語の授業を受けました。1月28日(月)の入学式の日にクラス分けテストを受けました。その結果、11クラスある中で一番上のクラスになりました。嬉しい反面、内容のレベルの高さに不安を感じました。
次の日から授業が始まりました。授業内容は会話クラスが2つ、発音と文法でした。授業を受けてみて最初の方はついていくことが難しいと感じました。特に文法のクラスは先生の説明が、速いインドネシア語を使うので時々折れそうにもなりました。しかし、「まずい」と思った時には必ず周りの友だちが助けてくれました。きっと私の顔に出ていたのでしょう(笑) ゆっくりとより簡単なインドネシア語または英語を使って説明し直してくれました。そんな彼らの行動に毎日救われました。躊躇なくいつも「わかった?」と聞いてくれました。
授業の内容としては、日本と大きく異なることが分かりました。例えば、会話の授業では「3分クッキングを自分なりに作ってみんなの前で発表する」、「自分の夢を一人ずつスピーチする」というような人前に出て英語を話す機会が多くありました。
(スピーチをしている様子。安田胡桃さん)
(このような英語で演劇をする授業も実施された。)
文法の授業だと先生がその日の勉強することを白板に書き写す間に洋楽を流してくれることがありました。このことで、無意識に洋楽を聴く機会が増えました。また、発音の授業では日本の授業でやらないような発音の細かい学習をしました。これもまた、毎回一人ずつみんなの前で発表するので恥をかかないようにたくさん練習します。
また、1ヶ月が経過する頃には授業にもついていけるようになりました。完壁に聞き取ることができるわけではないですが、最初に比べたら随分と英語もインドネシア語もできるようになりました。
そんな中、1か月が経過しました。ここで生徒の半分以上が語学学校を修了します。
1ヶ月プランの人が多いためです。このタイミングで、私はマレーシアに行く用事があったので一度、インドネシアを出国しました。
2日間だけマレーシアに滞在しすぐにパレに戻りましたが、渡航期間にクラス分けテストが行われたため、出席できませんでした。そこで先生に尋ねたら、クラスを選んでいいと言われました。正直、一番上のクラスでの授業は難しく感じていたので下げてもらうことにしました。ひとつクラスを下げてもらい、2ヶ月目がスタートしました。
授業の種類は1ヶ月目と変わりませんがクラスメートと担当の先生が変わります。1ヶ月目に比べて人数は少し少なく、14人のメンバーで一緒に授業を受けました。
(「地震」をテーマにした発表用ボード。昨年、スラフェシ島やロンボク島で大規模な地震が発生した。そのメカニズムや影響について英語で説明されている。)
発音の授業では、洋楽を聴いて歌詞を書く授業の他に英語の歌を練習しテストで1人ずつ歌うこともありました。最後の会話のテストでは会社に入ることを想定した面接を行いました。
先生が面接官となり、履歴書を作り1人ずつ部屋に入り英語の質問に答えていくというものでした。このようなことは日本の授業ではまずないので驚きました。
また、しっかりと準備しないと成功できないので自分のためになる仕組みだと思いました。
2ヶ月目もクラスメートに助けられる毎日でした。それだけでなく、たくさん私と話してくれました。朝早く、眠くてもみんなに会えるから頑張ることができました。授業の間は真剣に取り組み英語を勉強し、休み時間はおしゃべりして、お昼ご飯を一緒に食べる、そんな毎日がまた日本とは雰囲気が異なり大好きでした。最後の金曜日、1月25日開始メンバーがクラス関係なく集まり送別会を行いました。
涙を浮かべる友だちもいました。このメンバーが全員で揃うことはおそらくないでしょう。しかし、あの瞬間、毎日は一生忘れません。ありがちな言葉ですがかけがえのない友達に出逢うことができました。
語学学校以外のことでは日本語学校の存在が大きかったです。私の通う学校の近くに日本語学校があります。そこに通う生徒さんたちと関わる機会が多く、充実していました。一緒にご飯を食べに行き、日曜日はカーフリーデイに遊びに行きました。その他に日本文化を伝えるイベント、日本語講座を開くこともさせてもらいました。たくさん友だちができてたくさんの経験もできました。
(パレ英語村内にあるWTC日本語学校での交流会後に撮影した集合写真)
(クディリにあるLPK日本語学校との交流会)
(グンタ高校で行なったで英語での交流イベント。
語学研修ツアー参加メンバーと合同で実施)
出国前の私はパレで英語とインドネシア語の修得することだけをイメージしていましたがそれ以上に多くのことを得ることができました。たくさんの人との交流によりインドネシアの魅力を肌で感じました。インドネシア人についてより深く知ることができました。(クディリにあるLPK日本語学校との交流会)
(グンタ高校で行なったで英語での交流イベント。
語学研修ツアー参加メンバーと合同で実施)
また、生活面では最後まで病院にかかることがなかったです。
朝早い分夜10時には就寝するよう心がけていました。
また、洗濯を自分で行うので毎日腕が痛くなりました。ここに来て一人暮らしだったので親の有難みを感じると共に早く自立しなければならないと思いました。
この2か月間、たくさんの気づきがありました。
留学前に掲げた目標に「日本語学校の生徒さんと仲良くなりたい」というものがありました。達成できました。仲良くなった上に彼らの地元であるジョグジャカルタに訪問することまでしています。
確実にこの2か月間で自分の中に変化が起きました。留学前までは1人で飛行機に乗り外国に行くことすらも恐れていたのに今では何とも思いません。インドネシア国内の電車で5時間という距離を1人で移動するなんてことも考えつかなかったです。しかし、この2か月間で挑戦したいと思ったことを実践する力が身に付きました。
ある程度心配し、恐れることは重要だと思います。しかし、何事もやってみないとわかりません。これからもジャンル問わず様々なことに挑戦して自分自身で道や居場所を切り拓いていこうと思います。
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